研究課題
基盤研究(C)
オンライン映像教材を用いた学習における学習意欲を継続するのに有効な受講者の視線情報を用いて,講師と受講者の間の協学過程を推定するためのモデルを構築した.また,受講者が知覚する臨場感や存在感を向上させるために,拡張現実技術を応用した没入型講義映像の視聴機能と講義中の協学過程および同じオンライン協学教材で学習する複数の学習者の学習状況に基づく協学過程の可視化・共有機能を持つオンライン映像教材の構築手法を提案した.
画像情報処理
コロナ禍における大学教育の手段として,従来の対面講義だけでなく,今後はオンライン講義を併用したハイブリッドな講義形態が普及することが見込まれるが,オンラインでの受講では,孤独を感じたり,主体的に受講できないなどの理由から,継続的に受講できない学生が存在するという問題がある.本研究課題で得られた成果を,今後のオンライン講義の設計の参考とすることで,これらの問題を低減し,より良いオンライン講義コンテンツの作成が可能となることが見込まれる.