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2022 年度 研究成果報告書

高関与旅行者における意思決定プロセスのモデル化―アニメ聖地巡礼を事例としてー

研究課題

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研究課題/領域番号 18K11858
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分80020:観光学関連
研究機関関東学院大学

研究代表者

岩崎 達也  関東学院大学, 経営学部, 教授 (70756840)

研究分担者 大方 優子  九州産業大学, 地域共創学部, 教授 (30390313)
津村 将章  神奈川大学, 経営学部, 准教授 (60735223)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
キーワードアニメ聖地巡礼 / 行動動機 / 高関与 / リピート性 / 消費者行動
研究成果の概要

本研究においては、2000年代から始まったアニメ聖地の巡礼者の行動を消費者行動論の「関与」の概念を用いて分析した。代表的な巡礼地の関係者(市役所、観光協会、商店街、市民)と巡礼者への取材、また巡礼者へのアンケート調査、巡礼地に置かれる巡礼ノートの分析などを通じて、巡礼者の行動特性を分析し行動モデルを導出した。
また本研究において、巡礼者は作品への関与から地域への関与へ思いが移行すること。また、アンケート調査による分析では、行動動機として主に「自己承認」、「地域探索・解放欲求」、「同行者との楽しみ共有」、「地域の人とのつながり」の4つの欲求があることが分かった。

自由記述の分野

マーケティングマネジメント

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、消費者行動論の「関与」の概念に着目し、高関与旅行者であるアニメ聖地巡礼者の巡礼動機の解明と行動プロセスのモデル化を行った。学術的には、これまで多かった巡礼者の観光社会学的手法での分析ではなく、マーケティングの統計的分析において知見を提示できたこと。巡礼ノートのテキスト分析や、因子分析、クラスター分析、決定木による分析などを行い、巡礼者の行動動機を定量的に特定できたことが成果である。また、聖地巡礼の没入度合によって、当該地域に求めるものが異なることも発見できた。行動動機や行動特徴を一般化(限定的ではあるが)できたことは、地域誘客や関係人口の構築において有効な研究であったと考える。

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公開日: 2024-01-30  

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