研究課題/領域番号 |
18K11861
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分80020:観光学関連
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研究機関 | 流通経済大学 (2020-2022) 筑波大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
児玉 徹 流通経済大学, 流通情報学部, 教授 (50420592)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | ツーリズム・観光 / ワイン / テロワール / 地域ブランド政策 / 地理的表示 / 情報デザイン / 環境保全・生物多様性 / 人間心理 |
研究成果の概要 |
本研究では、ワイン産地の地域ブランド政策の基盤となり、さらにテロワール概念を巧みに取り入れることで発展してきた地理的表示制度に注目しながら、ワイン産地が展開してきた地域ブランド政策(地理的表示ブランド政策)のもとで、ワイン産地に関する如何なる要素が如何なる環境下でテロワールとして認められてきたのか、それら要素は如何にして地理的表示のブランド価値を生み出し、ワインツーリズムの活性化に貢献してきたのか、ワインツーリズム活性化に資する地域ブランド(地理的表示ブランド)価値の創造過程では、他の関連制度や多様な関連主体のイニシアチブがどのように関わってきたのか、といった点を明らかにした。
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自由記述の分野 |
マーケティング、地域ブランド政策
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、特定の法制度・政策(特に地理的表示制度)のもとで、多様な関連主体の相関関係を通して、ワインツーリズム推進に資するワイン産地の地域ブランド価値が創出される動的なメカニズムを明らかにした。ワインツーリズムを含むフードツーリズムの研究は、ともすれば単なる事例紹介に終始しがちであるところ、本研究で得られた知見は、フードツーリズム研究全般に対して、新しい分析視座を提供し得るものである。
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