本研究は、研究装置としてのゲームコンテンツの活用を評価する。実験での利用を想定したゲームを開発し、認知実験に於ける実用性を測る事を試みた。
オープンソースツールの活用など、再現性、公開性を重視した開発を実施する事によって研究に特化したゲームコンテンツに相応しい開発工程を検証した。同時に、小規模で非営利目的のデジタルゲーム開発の限界を確かめた。しかし、娯楽としては単純な内容でも認知実験などで使用できるゲームが作れる事を確認した。ゲーム開発ツール(ゲームエンジン)が益々娯楽以外の世界で広く使われつつある中、認知実験装置開発の為にオープンソースのゲームエンジンが用いられる可能性を示した。
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