本課題では、色弱者がウェブページを閲覧する際に着色された文字に気づくことができるようにする仕組みの開発を行った。当初設定した3つの課題のうち『課題1:色弱の程度を測定する方法の考案と実証』についてはWeb文章中の赤色着色単語の赤の強度を変えながら、被験者が発見に要する時間を測定することで色弱の度合いの同定を試み、P型色弱の被験者の特性をほぼ再現できる手法を見出した。『課題2: 強調箇所をどのように変換すれば良いのか?』および『課題3:強調箇所をどのように検知し変換するか?』については、「ブックマークレット」によって実装を実現し、研究代表者のWebサイトで公開し、一般に利用できるようにしている。
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