サンドイッチ送電方式では電気抵抗50Ω、25cm幅の生体を挟み込んだ電極間に500Vの電位差かけた際、1cm2あたり2Ω、20Vの電位差を生じ、ここに抵抗1Ω以下で電極間が1cmのインプラント電子回路を設置すると、回路の電極間には20Vの電位差を生じることとなり、回路に電流が発生した。受電電極に供給される電力量は送電される電力量以外に、体内受電電極間距離、体内受電電極面積、体内受電電極の生体内深度に比例して増加する結果となり、体内受電電極の面積を100mm2とし50mm以上の間隔で、生体の50mm以上の深部に留置する、ことにより10mW以上の受電力量を取得可能であった。
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