本研究は、「法律」および行政立法と呼ばれる「法規命令」と「行政規則」の制定過程に対する司法的統制の在り方の探求を研究課題とする。現在の国家規律は、質的にも量的にも、行政が制定する一般的規範たる行政立法で実現されている以上、行政決定と法律との中間に位置する行政立法も視野に入れた、各規範形式に対応できる包括的な判断過程統制の法理を提示する必要がある。 本研究の目的は、法律および行政立法に対する判断過程統制の在り方を提供することにある。当該目的を達成するために、ドイツ公法学で展開された論との比較法研究を研究方法とする。
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