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2018 年度 実施状況報告書

自立歩行を開始した1-2歳児の加速度計を用いた身体活動および座位行動評価法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 18K13139
研究機関静岡産業大学

研究代表者

香村 恵介  静岡産業大学, 経営学部, 講師 (80735481)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード幼児 / toddler / 加速度計 / 歩数 / 身体活動 / 座位行動 / 妥当性 / 評価精度
研究実績の概要

平成30年度は、研究実施体制を整えるために、①倫理審査、②機器の準備、③研究を実施する予定の施設との調整を行った。
倫理審査に関しては、申請書を作成して、現在申請中である。平成31年度7月頃には倫理審査が完了する予定で進めている。
研究機器に関しては、歩数や活動強度の機種間の評価精度を検討するために加速度計の購入を終え、分析ソフトウェアの使用方法を研究室内で予備的に確認した。各機器を実際に装着して計測し、分析することで研究方法の詳細を検討した。特に、大腿部に装着予定のactivPALに関して、先行研究では肌に直接貼付して使用しているが、1-2歳の子どもではかぶれるなどの有害事象が発生したり、対象者が嫌悪感を示す可能性がある。そのため、成人用の伸縮性のあるアームバンドに加速度計を取り付け、それを子どもの大腿部に巻き付けることで代用できないか検討した。この方法で、歩き始めの子どもへの侵襲を最低限に抑えて測定を実施する目途がたった。また、測定後に対象者へのフィードバックを行うために評価票の予備的な作成を行い、測定後にスムーズに返却できる体制を整えた。
研究対象者の募集に関して、協力を依頼する園との調整を行い、実施するための体制を整えた。31年度には実際に募集をかけて本実験を行っていく予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

平成30年度から所属機関が変わったことで、新しい体制での学内業務や授業準備、研究室の物的・人的環境の整備に時間を取られ、研究の進捗に影響した。また、分担研究として行っている研究課題の測定に予想以上にエフォートを割いたことも影響した。

今後の研究の推進方策

平成30年度中に分析機器の準備、協力園の確保、研究補助者の確保などの体制をある程度整えることができたため、31年度は、7月までに倫理審査を完了し、本実験を行っていく。一方、平日に実験を行うには、保育所に通う親子では参加が難しいため、今後、地域の子育て支援施設にも依頼を行い1-2歳児およびその保護者の確保を行っていく必要がある。
また、当初の研究計画では、1-2歳児の身体活動および座位行動を加速度計によって評価できる方法を検討する目的を持っていたが、今後の大規模調査への発展を考えると、加速度計に加えて、質問紙によって簡易に評価する方法も合わせて検討していく必要がある。今後は、歩き始めの子どもの身体活動および座位行動を加速度計などのデバイスを用いて客観的に評価する方法と、質問紙によって簡易に評価する方法の両面からの検討を進めていく予定である。

次年度使用額が生じた理由

購入した機器が、見積額よりも大きな割引を受けることとなったため、物品費が節約できた。また、研究の進捗状況の遅れから、実施予定の測定が延期されたため、人件費・謝金の支出が行われなかった。平成31年度には平成30年度に実施予定の測定も行っていくため、人件費・謝金の支出も増える計画である。

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公開日: 2019-12-27  

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