研究課題/領域番号 |
18K13175
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 関東学院大学 |
研究代表者 |
中和 渚 関東学院大学, 建築・環境学部, 准教授 (00610718)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 社会文化的視点 / 導かれた参加 / 授業研究 / 算数教育 / 数学教育 / アフリカ理解 / 比較教育 |
研究成果の概要 |
本研究の成果として子どもの学びや遊びを広く捉え社会文化的視点から子ども同士の発話だけでなく、ジェスチャー、コミュニティでの位置付け、大人や他の外部者との関わりから学びについて分析を行ったことである。その中でアフリカにおける哲学的視点を採用したことについても、新しい研究の広がりや可能性を感じさせるものになり、成果の一つとして示すことができる。教師教育に関する取り組みは、コロナ感染症拡大のため、現地で十分に行うことが難しかったものの、ケニア人の授業研究における省察からケニアにおける授業研究の特徴や教師の考え方の特徴を社会文化的視点から分析できたことも、アフリカの教育への貢献へと繋がった。
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自由記述の分野 |
数学教育
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アフリカの教育現象を理解するために社会文化的視点から、彼らの学習の方法や学習の解釈を多面的に行ったこと。子どもの発話についてはジェスチャーや他の人々との関わりにまで分析対象を含めたことで、ザンビアの子どもたちが置かれている社会的・文化的状況を把握し、日本や他国とは異なる社会性・文化性を捉えた。また、ケニア人の教師の考え方を比較分析することで、彼らの独自の考え方が彼らが置かれた環境や社会文化的状況に影響を受けていることを明らかにすることができた。またそれらの得られた学術的な視点やアイデアを次の科学研究費に活用することができ、新しい研究の展開が見られたことを大きな成果として示すことができる。
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