本研究では、1ヶ月以上の育休を取得した男性に焦点を当て、キャリア意識や心理社会的変化などの心理的側面を解明し、男性の長期育休取得を促進するための企業がとるべき心理社会的支援について検討した。インタビュー調査により、長期育休を取得した男性の内的変容プロセスや、企業における男性の育休取得推進プロセスを明らかにした。また、インターネット調査を通して、男性の育休がキャリア自律やワーク・ファミリー・ファシリテーションに及ぼす影響を明らかにした。さらに、郵送調査により、企業における男性の育休取得推進策とその成果との関連について明らかにした。
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