研究課題/領域番号 |
18K13280
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分10010:社会心理学関連
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研究機関 | 明星大学 |
研究代表者 |
尾野 裕美 明星大学, 心理学部, 准教授 (20754469)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 男性の育児休業 / ワーク・ライフ・バランス / キャリア意識 / キャリア発達 / 育児休業取得支援 / ダイバーシティ |
研究成果の概要 |
本研究では、1ヶ月以上の育休を取得した男性に焦点を当て、キャリア意識や心理社会的変化などの心理的側面を解明し、男性の長期育休取得を促進するための企業がとるべき心理社会的支援について検討した。インタビュー調査により、長期育休を取得した男性の内的変容プロセスや、企業における男性の育休取得推進プロセスを明らかにした。また、インターネット調査を通して、男性の育休がキャリア自律やワーク・ファミリー・ファシリテーションに及ぼす影響を明らかにした。さらに、郵送調査により、企業における男性の育休取得推進策とその成果との関連について明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は、男性の育休取得に関して心理学的なアプローチをしている点、また、これまで扱われてこなかった長期育休を取得した男性の心理的側面に迫る点にある。本研究の成果は、長期育休の取得を躊躇している男性の助けとなり、企業に対しては、従来の制度的な取り組みに加え、どのような支援が必要なのかを検討するうえでの示唆を与えられると考える。さらに、介護と仕事の両立、病気の治療と仕事の両立といった政府が掲げる喫緊の社会的課題の解決に寄与できるだろう。
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