研究成果の概要 |
まずアーベル多様体やK3曲面の場合の標準計量のコンパクトな極限に関わる、moduli空間の非代数幾何的なコンパクト化の理論を対称空間の理論などを用いて大島芳樹氏と大きく発展させることができた。その後、主要な興味であったK3曲面のIII型退化のみならず、後にII型退化の場合にも理論を精密化した(本多-Sun-Zhang, 大島, Alexeev-Brunyate-Engel氏らの仕事に起因関連する。)さらに、コロナ禍の間には、広義Calabi-Yau多様体のKモジュライやそのコンパクト化、K半安定退化について理論を発展させるべく、様々な観点から成果を得た。他に自分の学生たちとの研究成果も得た。
|