研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、BiCh2(Ch=S,Se)系化合物において発現する超周期構造と超伝導の相関性を調査した。BiCh2(Ch=S,Se)系化合物は現在世界的に注目されている物質である。今回の研究では、この物質において発現する超周期構造がパイエルス型の構造でなく、超伝導とも共存する可能性があることを明らかにした。また、本系で磁束量子観測も出来る試料の合成に世界で初めて成功した。そのため本研究の成果から、世界的に注目されている物質の超伝導機構の解明につながることが期待される。
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