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2020 年度 研究成果報告書

インフレーション宇宙で探る高エネルギー究極理論の粒子スペクトル

研究課題

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研究課題/領域番号 18K13539
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分15010:素粒子、原子核、宇宙線および宇宙物理に関連する理論
研究機関神戸大学

研究代表者

野海 俊文  神戸大学, 理学研究科, 助教 (30709308)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワードインフレーション / 弦理論 / 大統一理論 / 余剰次元
研究成果の概要

初期宇宙の加速膨張「インフレーション」の膨張エネルギーは典型的に10の14乗GeVにも迫る。これは世界最大の加速器 Large Hadron Collider の衝突エネルギーより10桁も高く、大統一理論や弦理論をも視野に捉える。本研究では、インフレーションを超高エネルギー加速器「Cosmological Collider」とみなし、高エネルギー理論が予言する「新粒子」を探査する手法を理論的に開発した。特に、低エネルギー有効理論の視点を取り入れることで、大統一理論や余剰次元理論が予言する「重い新粒子」を探索する手法を提案した。

自由記述の分野

素粒子論、宇宙論、弦理論

研究成果の学術的意義や社会的意義

インフレーションを用いると、地上の加速器では手が届かない「超高エネルギー領域」を探索できると期待される。本研究成果では、インフレーションで探索可能なエネルギー領域を拡大し、余剰次元や力の統一といった「高エネルギー理論のアイディア」を実験的に検証する手法を提案した。今後の宇宙観測実験のデータを合わせることで、素粒子と重力を統一的に記述する「高エネルギー究極理論」の実験的検証が可能になると期待される。

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公開日: 2022-01-27  

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