原子核の基本的な性質であるLS力の起源を探るために、ラムダ陽子散乱実験を通じて反対称LS力の測定を行う実験を計画している。本研究ではJ-PARC高運動量ビームラインにおいて実験を遂行するために必要な、FPGAの差動入力ピンを用いた波形デジタイザと、およびトリガーレスで連続的にデータを読み出す手法を開発した。FPGAデジタイザでは250 MHzオーバーサンプル時に8層クロックを用いて40 MSPS程度の性能が得られることが分かった。また、連続データ読み出し手法をの性能評価を行い、データリンク9.5割程度までのスループットが得られることが分かった。
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