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2021 年度 研究成果報告書

高圧キセノンを用いた方向感度と大質量を両立する究極の暗黒物質探索実験の原理検証

研究課題

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研究課題/領域番号 18K13567
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分15020:素粒子、原子核、宇宙線および宇宙物理に関連する実験
研究機関東北大学 (2021)
東京大学 (2020)
神戸大学 (2018-2019)

研究代表者

中村 輝石  東北大学, 理学研究科, 助教 (80750463)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワードダークマター / キセノンガス / TPC / 柱状再結合
研究成果の概要

暗黒物質検出において、大質量と方向感度を両立できる手法として、高圧キセノンガスTPCで柱状再結合現象を応用する、というものがある。本研究では、5MeVのα線で柱状再結合が起きることを確認した結果について論文にまとめた。また、低エネルギーの原子核反跳での柱状再結合の測定を視野に入れ、中性子ビーム試験を実施した。

自由記述の分野

希少事象探索

研究成果の学術的意義や社会的意義

柱状再結合現象が荷電粒子の角度に応じた変化があるかどうかは、検出器の新しい使い方をする上で興味深い測定と考えている。今回、5MeVのα線での観測に成功しており、本研究期間中に系統的な誤差について評価を行い査読付き論文としての出版ができた点が1つ目の成果となる。また、実際の暗黒物質探索への応用を見据え、中性子ビーム試験の実施準備を完遂させた。コロナの影響で試験自体が本研究期間を少し過ぎてしまったが、試験によるデータ取得も問題なく実施することができた。

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公開日: 2023-01-30  

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