すばる望遠鏡超広視野撮像カメラHyperSuprime-Cam (HSC) を用いて得られた大規模撮像データに基づき、 z=0.3-0.9 において非常に大きな輝線等価幅 ([OIII]5007>1000A) を持つ銀河の探査とそのフォローアップ分光観測を行った。これらの強輝線銀河は同様の赤方偏移にあり同程度の星質量を持つ普通の星形成銀河に比べ、星形成率が非常に大きく、低金属量であることが明らかになった。また、極めて高い[OIII]/[OII]輝線比を示し、stacking解析の結果HeII輝線が検出されたことも考え、この様な銀河種族ではX線連星が重要な寄与をしている可能性が示唆される。
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