Uリブ溶接部を対象にした2次元の解析を行い,溶け込みや溶接サイズ等がルートの応力に与える影響を検討した.また,3次元の解析から載荷位置の影響を検討し,溶接ルート部に生じる応力の影響線を作成した.交通量実態調査の結果を基に車種構成,車両の通過位置を確率分布で与え,き裂発生年数を検討した.レーンマークの位置が疲労き裂の発生確率に与える影響が大きく,Uリブ溶接部直上を大型車のタイヤ中心の最頻通過位置とする場合に最も疲労寿命が短く,通過位置がUリブ溶接部から離れるほど疲労き裂の発生確率が小さくなることがわかった.
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