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2019 年度 研究成果報告書

感潮河川網におけるスカム動態の解明と解決策の提案

研究課題

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研究課題/領域番号 18K13838
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分22040:水工学関連
研究機関大阪大学

研究代表者

中谷 祐介  大阪大学, 工学研究科, 助教 (20635164)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2020-03-31
キーワード河面観測システム / AIを利用したカメラ画像解析 / スカム動態予測モデル
研究成果の概要

下水道越流水が流入する都市河川では,降雨後に大量の浮遊汚泥(スカム)が河面を埋め尽くす.スカムは水域生態系や生活環境に悪影響を及ぼすことから,早急な解決が強く望まれている.本研究では,大阪府寝屋川水系~大阪市内河川を対象として,感潮河川網で発生するスカムの動態を明らかにし,具体的な解決策を提案することを目標とした.
定点カメラを用いた河面観測ネットワークを構築し,カメラ画像からスカムを連続・定量的に判別できるAIを用いた解析により,スカムの挙動特性と浮遊・発生箇所を明らかにした.また,粒子追跡モデルをベースとしたスカム動態予測モデルを開発し,スカムが発生・集積しやすい地点を推定した.

自由記述の分野

環境水理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は実態が不明なスカムの動態を明らかにし,解決策を提案することを目標としており,現地調査やAI,数値流動モデルなどを駆使して取り組んだ.得られた知見は,実際の行政施策にも活用されるよう,河川管理者(大阪府)に積極的に情報提供を行った.実際に,府のスカム対策部会が新たに立ち上げられるなど,スカム問題の解決に向けた取り組みが活発化しており,本研究の成果も活用して具体的な対策が講じられている.

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公開日: 2021-02-19  

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