ボリュームとして表現された部品がより詳細な表現に編集される、あるいは、一つの部品が次の工程で複数の部品に分割されるなど、三次元モデル上において、建築を構成する部品は様々な表現を取り得る。このように、部品は様々な表現を取りうるという性質を有するが、表現の変化に伴い部品のIDが変わりうることがBIMにおける情報の紐付けを難しくしている。本研究は、このような問題意識から、部品に生ずる再帰的な親子関係を管理すること、部品に行われる操作をアルゴリズミックに記述した構法の適用として扱うことで、建築物を様々な表現を有する部品と構法知識の集合として扱うことを試みたものである。
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