研究成果の概要 |
生体透過性の高い近赤外線を発する光源は分光分析技術は食品の非破壊成分分析などで活用されている。現在ランプを代替するような、近赤外領域で広帯域に発光する、近赤外広帯域LEDが求められている。本研究では近赤外広帯域LEDへの応用に向けて、クロムイオン(Cr3+, Cr4+)を添加した近赤外蛍光体の発光波長制御を目的に研究を行った。その結果得られたMg4Nb2O9:Cr3+、Mg2SiO4:Cr3+,Cr4+およびCa2GeO4:Cr4+蛍光体は市販のLEDで効率よく励起でき、SiおよびInGaAs系光検出器と組み合わせるのに適した材料であることが明らかになった。
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