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2019 年度 研究成果報告書

タンパク質ポリマーの新規構造制御技術の確立と高機能な細胞培養因子創製への展開

研究課題

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研究課題/領域番号 18K14067
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分27040:バイオ機能応用およびバイオプロセス工学関連
研究機関九州大学

研究代表者

南畑 孝介  九州大学, 工学研究院, 特任助教 (90648586)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2020-03-31
キーワードタンパク質ポリマー / 構造制御技術 / 酵素反応 / ジスルフィド結合 / 立体障害
研究成果の概要

多数のタンパク質分子で構成されるタンパク質の高次複合体は、その構造を適切に制御することで最大限に機能を発揮できる。本研究ではシステインとチロシンを含む新たなペプチドタグを考案し、ジスルフィド結合で連結された直鎖状タンパク質ポリマーの調製を達成した。また、タンパク質の立体障害を利用した構造制御法の構築を行い、タンパク質のループドメインに導入されたチロシン残基を介してタンパク質を架橋することで、直鎖状のタンパク質ポリマーが得られることを示し、直鎖状に構造を制御することでタンパク質ポリマーの機能が向上することを明らかにした。

自由記述の分野

生体分子工学

研究成果の学術的意義や社会的意義

多数のタンパク質分子を連結させて得られるタンパク質ポリマーは、多価効果や協同的な酵素反応を示すなど、優れた声質を持つ。タンパク質ポリマーの構造を制御することで、目的に応じた機能を最大限に発揮することが可能となる。本研究ではタンパク質ポリマーの構造を1次元に制御することを達成し、得られた直鎖状タンパク質ポリマーは、検出用プローブ分子として既存の3次元の枝分かれ構造をとったタンパク質ポリマーよりも高い性能を発揮した。目的に応じて最適な形状にタンパク質ポリマーの構造を制御することで、優れた機能をもったタンパク質ポリマー分子の創製につながると考えられる。

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公開日: 2021-02-19  

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