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2019 年度 研究成果報告書

難発現タンパク質の生産可能化技術構築

研究課題

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研究課題/領域番号 18K14392
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分38030:応用生物化学関連
研究機関名古屋大学

研究代表者

加藤 晃代  名古屋大学, 生命農学研究科, 招へい教員 (40727640)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2020-03-31
キーワードN末端 / ペプチドタグ / 大腸菌 / 翻訳
研究成果の概要

これまでの申請者らの研究により、大腸菌や酵母などで生産性の低いタンパク質をコードする遺伝子の開始コドン直後にSer-Lys-Ile-Lys(SKIK)をコードするDNAを挿入することで、その生産性が向上することを明らかとしてきた。本研究においては、SKIKコードコドンの挿入により、転写ではなく翻訳工程が効率化していることを明らかとした。また、コドンの影響は認められず、SKIK以外の配列においてもタンパク質生産向上効果が認められた。このことから、翻訳で生じる新生鎖がタンパク質自身の生産性に影響する可能性が明らかとなった。

自由記述の分野

応用微生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

ある特定の機能を有するタンパク質(機能性タンパク質)を、組換え発現系を用いて安価・簡単・大量に生産する技術は、ライフサイエンス研究および産業を支える柱の一つであり、その重要性はますます高まっている。しかし、タンパク質の種類によっては、微生物等で簡単に生産されないものも存在し、それがなぜなのかははっきりわかっていない。
本研究で得られた成果は、これまで生産の難しかったタンパク質を、簡単に大量に作ることを可能とするための基盤技術開発のひとつであり、将来的に、医薬品や化成品、食品等の産業における様々な製品の製造プロセスを効率化できたり、低コスト化できたりする可能性がある。

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公開日: 2021-02-19  

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