食餌誘導性肥満モデルマウスを用いて食品による酸化ストレス軽減効果の検討を行った。肥満による酸化ストレス誘導はマウスの週齢が関与しており、加齢によって酸化LDLコレステロール値など酸化ストレス障害が増加した。一方、リノール酸の過酸化物(HODEs; hydroxyoctadecadienoic acids)は、6週齢から9週間の高脂肪食給餌でも有意に血中濃度が増加した。食品による酸化ストレス軽減効果について、イチゴやトマトは高脂肪食摂取による肥満や高血糖状態を抑制しない条件でも、酸化ストレス軽減に寄与していることが示唆された。
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