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2020 年度 研究成果報告書

キクとウイロイドの温室生態学

研究課題

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研究課題/領域番号 18K14457
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分39030:園芸科学関連
研究機関山形大学 (2019-2020)
京都大学 (2018)

研究代表者

鍋島 朋之  山形大学, 農学部, 助教 (10801920)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワードウイロイド / キク / RNA
研究成果の概要

ウイロイドは一本鎖RNAから成る植物に感染する病原体であり,現在30種以上が報告されている.同一種内にも多様な変異があり,これらの変異が植物の病徴発達に影響することが知られている.本研究ではキクにおける重大病原体であるキク矮化ウイロイド(CSVd)について,季節に応じた環境の変動がキク個体中のCSVd集団の構成に与える影響について調査した.4品種・3時点でCSVd集団構造とCSVd濃度を調査した結果,多数のCSVd系統を検出できたが,濃度や時点に関してCSVd集団構成との明瞭な関係性は見出せなかった.従って,これらの変異は環境要因とは無関係に,ランダムに生じたものだと考えられた.

自由記述の分野

園芸学

研究成果の学術的意義や社会的意義

ウイロイドは非常に速い変異速度を持つことが知られる.次世代シーケンサーを使った変異系統の網羅的解析は過去にも試みられてきたが,本研究で実施したような,変動環境下における多時点解析は例が無かった.今後更なる検証が必要ではあるが,ウイロイドの進化と環境要因との関係性を理解するために,重要な手がかりとなるデータを得ることができた.

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公開日: 2022-01-27  

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