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2018 年度 実施状況報告書

身体活動欲向上のための生理-心理的応答面からのアプローチ

研究課題

研究課題/領域番号 18K14810
研究機関立命館大学

研究代表者

有光 琢磨  立命館大学, スポーツ健康科学部, 助教 (00616021)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワードMRI / 13C-MRS / 自由エネルギー / モチベーション / DEC / NOE
研究実績の概要

本研究は、身体活動への参加意欲およびパフォーマンスを向上させるため、身体生理応答以外に運動欲求(心理的側面)の関係に着目して実施することである。
2018年度は、本課題で重要となる骨格筋内代謝産物濃度の変動を追跡、代謝産物量を定量化するためのMRシーケンスの調整であった。しかし、本課題で検出予定であった多核種信号検出で用いるMR装置自体のプログラムにエラーが発見された事から修正バッチを入手する必要が生じた。その後、本年度実施予定であった13C物質の検出を実施した。予備実験として、ファントム(1-13C)グルコースを用いて測定を実施した。Decouple法を用いる事で4本として検出さたグルコースのピークが2本となる事が確認された。次に、照射ピークが単独であれば連続波の方が信号を強く検出すると仮定して、従来のWalth法と比較した。その結果、Walth法の方が安定した結果を得られることが認められた。さらに、13C信号を励起する前に1Hを照射するNOE法と13C信号を受信時に1Hを照射するDEC法の比較検討を行い、それに加えて、DEC法のパルス幅とコイルからの深さ方向の効果を検討した。その結果、NOE法でもDEC法でも、短いパルス幅において効果が認められるようであるが、それに対して、MRからの照射圧が上昇することが明らかとなった。現在は、最適データを取得するためのMRシーケンスパラメータの調整を実施してる状況である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

本実験で評価する予定であった多核分子測定のMR装置シーケンスにエラーが認められた。そのため、修正バッチ等を手に入れるまでに時間を要した。

今後の研究の推進方策

2018年度は、MR装置の修正バッチに時間を要した。2019年度は、2018年度末に修正バッチインストール後の測定法の検討、パラメータの決定のため測定を継続して実施する。このパラメータが確立されると、2019年度は問題なく実施可能となる予定である。

次年度使用額が生じた理由

2018年度は、MR装置の修正バッチの取得に時間を要した事から、予備実験-本実験の実施までに至っていない。そのため、人件費等に多くの支出差が出ている。2019年度前半は、パラメータの決定で使用する試薬製作費用に多く予算を使用する。その後、本実験における人件費等に支出する予定である。

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公開日: 2019-12-27  

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