消化管に発生する予後が著しく不良なT細胞性リンパ腫Monomorphic epitheliotropic intestinal T-cell lymphoma (MEITL) について、病理検体(formalin-fixed paraffin-embedded tissue, FFPE)を用いた遺伝子解析を行ったところ、本邦のMEITLはがん抑制遺伝子SETD2の変異あるいは欠失を示し、JAK/STAT経路に関わる遺伝子の異常も有することを明らかにした。これらの遺伝子異常がMEITLの腫瘍発生に関与している可能性も考えられる。
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