• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2019 年度 研究成果報告書

日本における節外性T細胞性リンパ腫の臨床病理学的、遺伝子学的研究

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 18K15101
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分49020:人体病理学関連
研究機関東海大学

研究代表者

冨田 さくら  東海大学, 医学部, 助教 (20647507)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2020-03-31
キーワードMEITL
研究成果の概要

消化管に発生する予後が著しく不良なT細胞性リンパ腫Monomorphic epitheliotropic intestinal T-cell lymphoma (MEITL) について、病理検体(formalin-fixed paraffin-embedded tissue, FFPE)を用いた遺伝子解析を行ったところ、本邦のMEITLはがん抑制遺伝子SETD2の変異あるいは欠失を示し、JAK/STAT経路に関わる遺伝子の異常も有することを明らかにした。これらの遺伝子異常がMEITLの腫瘍発生に関与している可能性も考えられる。

自由記述の分野

病理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

節外性に発生するT細胞性リンパ腫はいずれもまれな悪性リンパ腫で、未だ不明な点が多く、確立された治療法はない。今回、MEITLの遺伝子異常を明らかにすることができ、SETD2やJAK/STAT経路の異常が腫瘍発生に関与する可能性が示唆された。これらの遺伝子異常に基づき、有効な治療法が開発されることが望まれる。

URL: 

公開日: 2021-02-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi