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2019 年度 研究成果報告書

新規内因性リガンドによる感染非依存の免疫活性化機構の解析

研究課題

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研究課題/領域番号 18K15181
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分49070:免疫学関連
研究機関安田女子大学

研究代表者

野中 さおり  安田女子大学, 薬学部, 助教 (40767787)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2020-03-31
キーワードSpz5 / Toll / ショウジョウバエ / 自然免疫
研究成果の概要

ショウジョウバエにおいて、Tollの新規内因性リガンドSpz5は、既知のTollリガンドSpzとは異なり、プロテアーゼによる切断を受けずにTollリガンドとして働くこと、Spz5-Tollの下流ではdMyd88が情報伝達分子として働くことがわかった。しかし、当初の予想に反して、ショウジョウバエ幼虫をピンセットでつまむと抗菌ペプチドが産生されるという申請者のグループが独自に開発した感染非依存の免疫の異常活性化のモデル系へのSpz5の関与は示せず、感染非依存の免疫活性化機構の全容は解明はできなかった。その代わりに、Spz5はSpzと協調して、ショウジョウバエの正常な個体発生に働くことが示された。

自由記述の分野

自然免疫

研究成果の学術的意義や社会的意義

当初の予定であった感染非依存の免疫の異常活性化の仕組みは示せなかったが、本研究により、Spz5が既知のTollリガンドSpzと協調して個体発生に関わるという新たな発生に関わる経路が見つかったと言える。さらに、ショウジョウバエのTollがその哺乳類counterpartであるToll-like受容体と同じようにマルチリガンド性をもつことが初めて示された。

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公開日: 2021-02-19  

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