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2021 年度 研究成果報告書

遺伝子増幅減少機構の解明によるがん治療の創薬基盤の構築

研究課題

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研究課題/領域番号 18K15248
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分50010:腫瘍生物学関連
研究機関宮崎大学 (2020-2021)
鹿児島大学 (2018-2019)

研究代表者

南 謙太朗  宮崎大学, 医学部, 薬剤師 (20735956)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワード遺伝子増幅 / 抗癌剤耐性
研究成果の概要

遺伝子増幅は染色体の断裂と融合、染色体分裂での再断裂の周期が関わっていると考えられているが、発生と維持の機構の詳細は不明な点が多い。本研究ではBHLHE41による遺伝子増幅の減少機構を解析することを目的に研究を行った。BHLHE41が発現すると増幅した遺伝子が減少するのに21日かかるが、この間にどのような遺伝子が変化したかをRNAseq解析を行った。DOX処理0日目と2日目との比較ですでに2日目から遺伝子修復や複製の遺伝子が変化していた。さらに2日目と28日目を比較しても同様な結果だった。このことから長い期間それら遺伝子が変化することで遺伝子増幅が減少する可能性がある。

自由記述の分野

分子腫瘍学

研究成果の学術的意義や社会的意義

これまでに遺伝子増幅を持つ細胞にBHLHE41が発現すると遺伝子増幅が減少することを明らかにしている。
BHLHE41の発現初期から遺伝子増幅が減少する間に遺伝子修復や複製に関わる遺伝子が変化していたことから長期的にそれら遺伝子が変化し続けることで遺伝子増幅が減少することが示唆された。BHLHE41の発現制御メカニズムもメチル化やタンパク質分解が関わっていることを明らかした。遺伝子増幅の減少メカニズムやBHLHE41の制御分子がわかれば癌治療だけでなく他の疾患にも応用ができることが考えられる。

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公開日: 2023-01-30  

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