内視鏡治療において最も難易度の高い手技の一つとされる内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD:Endoscopic Submucosal Dissection)の系統的教育方法の確立は急務である.本研究はex vivoでのESD手技評価と内視鏡技術の客観的評価が可能なThompson Endoscopic Skills Trainer(TSET)による技術評価を経時的に比較し,TESTによる内視鏡技術評価でSlow learnerとFast learnerを早期予見できる可能性を明らかにした.また,教育期間中のトラクションデバイスの使用は,安全かつ短時間なESDの提供を実現できる可能性を明らかにした.
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