ATP濃度可視化蛋白質であるGO-Ateamを全身に発現したマウスに対してデキストラン硫酸ナトリウム(DSS)投与によって腸炎を誘導し、in vivoで蛍光実体顕微鏡鏡を用いて消化管でのATPの挙動を観察したところ、DSS腸炎モデルマウスにおいてATP濃度の上昇を認めた。また全身他臓器におけるATPの挙動についても観察を行ったところ、脳内ATP濃度の上昇を認めた。DSS腸炎モデルマウスの脳内ニューロンのミトコンドリア形態について電子顕微鏡で観察したところ、非腸炎群と比較してニューロンのミトコンドリア形態異常を認めた。
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