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2020 年度 研究成果報告書

再生医療に用いる新規高品質間葉系幹細胞の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 18K15815
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分53010:消化器内科学関連
研究機関山口大学

研究代表者

藤澤 浩一  山口大学, 医学部, 講師(寄附講座等) (00448284)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード再生医療 / 肝幹細胞
研究成果の概要

MSCは再生医療に用いられており、培養環境の違いにより細胞の未分化能、治療効果に違いがでることが考えられる。そこで、低酸素環境になくても幹細胞を同様の代謝状態に保つために有用な低酸素模倣剤DFOにより起こる代謝変化ついて低酸素処理した細胞のそれと比較検討した。
比較的低濃度のDFO投与により増殖抑制が認められたもののミトコンドリア活性の低下、アポトーシス抑制効果が認められ、MSCのプレコンディショニングに有用である可能性が示唆された。本研究では、BMSCにおけるDFO投与による各種代謝産物に及ぼす影響を網羅的に評価し、BMSCにDFOを添加することで低酸素培養の代わりになる可能性が示された。

自由記述の分野

再生医療

研究成果の学術的意義や社会的意義

鉄キレート剤 (DFO) 投与により細胞増殖抑制は現れるものの、アポトーシス抑制効果を示し、低酸素誘導性タンパクの発現上昇と、ミトコンドリア機能低下を起こすDFO の濃度での培養を行うことが有用であることを解明した。また代謝解析により、低酸素培養の代替えにDFO投与が有用であることがわかった。本研究のデータは今後MSCを用いた再生医療を行う際に必要なMSCの調製に重要な知見になることが示された。

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公開日: 2022-01-27  

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