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2021 年度 研究成果報告書

腫瘍血管特異的なノンコーディングRNAを標的とした新規血管新生抑制治療の確立

研究課題

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研究課題/領域番号 18K15831
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分53010:消化器内科学関連
研究機関久留米大学

研究代表者

岩本 英希  久留米大学, 医学部, 助教 (40529541)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワード癌血管 / マイクロRNA / 肝細胞癌
研究成果の概要

現在、承認されている分子標的治療薬は、有効性が証明されている一方で、副作用が多く、その管理が難しい事が問題となっている。本研究は、現在の問題点を解決するために実施された研究である。癌の増殖には血管が必須であり、癌血管を特異的に阻害する分子の発見を試みた。本研究により二つの癌血管に重要な分子、特にノンコーディングRNAの一つであるマイクロRNAを発見した。実験的担癌マウスモデルを用いて、同定したマイクロRNAを遺伝子学的に操作する事で、正常な臓器血管には影響することなく、癌血管のみを抑制、結果的に癌を縮小させる事を、今回のプロジェクトにより明らかにした。

自由記述の分野

肝細胞癌

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の新規性として、一つ目は癌血管に特異的なマイクロRNAの発見が挙げられる。二つ目は、同定されたマイクロRNAを制御する事で癌血管のみを抑制する事ができるという点である。現在、癌血管を標的とした治療は、様々な癌種の標準的な治療であり、その治療における問題点を本研究では解決した。従って、本研究の達成による癌患者への貢献は大きいものと考える。また、遺伝子導入により癌治療を行う事は、今後の癌治療の大きな進歩の一つであり、本研究の達成により新たな可能性が見いだされた。

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公開日: 2023-01-30  

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