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2019 年度 研究成果報告書

病的心のリン酸化CaMKIIによるSKチャネルの構造および機能制御機構の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 18K15874
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分53020:循環器内科学関連
研究機関北海道大学

研究代表者

天満 太郎  北海道大学, 医学研究院, 客員研究員 (00801614)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2020-03-31
キーワード致死的不整脈 / SKチャネル / CaMKII
研究成果の概要

さまざまな病的心でSKチャネル活性化を認めた。このSKチャネル機能の制御機能の一つとして、活性化CaMKIIの関与を認めた。本結果は査読付き海外雑誌に2編掲載された(Am J Physiol Heart Circ Physiol. 2018;315(2):H262-H272, Eur J Pharmacol. 2019;844:110-117)。さらにCaMKII抑制病的心(肥大心にCaMKII阻害薬を長期間投与)において、SKチャネルの細胞膜分画の減少傾向を認めた。
CaMKIIはSKチャネルの機能制御にとどまらず、構造制御もつかさどっていることが示唆された。

自由記述の分野

不整脈

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究により、病的心における致死的不整脈に関する新たな機序、つまりは病的心における致死的不整脈には、従来心室筋での機能が不明確であったSKチャネルの活性化が関与しており、このチャネルはCaMKIIによって機能・構造制御をうけているという機序があきらかとなった。この研究結果を発展させることにより、致死的不整脈の分子標的治療薬の開発に結び付くことが期待される。さらにSKチャネルの活性を未然に防ぐことに着目することで病的心の致死的不整脈に対する予防治療にも大きく寄与すると考える。

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公開日: 2021-02-19  

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