さまざまな病的心でSKチャネル活性化を認めた。このSKチャネル機能の制御機能の一つとして、活性化CaMKIIの関与を認めた。本結果は査読付き海外雑誌に2編掲載された(Am J Physiol Heart Circ Physiol. 2018;315(2):H262-H272, Eur J Pharmacol. 2019;844:110-117)。さらにCaMKII抑制病的心(肥大心にCaMKII阻害薬を長期間投与)において、SKチャネルの細胞膜分画の減少傾向を認めた。 CaMKIIはSKチャネルの機能制御にとどまらず、構造制御もつかさどっていることが示唆された。
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