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2020 年度 研究成果報告書

HDLに存在するmicroRNAによる、冠動脈疾患症例の予後への影響を検討する

研究課題

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研究課題/領域番号 18K15905
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分53020:循環器内科学関連
研究機関順天堂大学

研究代表者

西山 大樹  順天堂大学, 医学部, 助手 (20816954)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワードHDL機能 / ApoA1 / 動脈硬化 / 予後 / マイクロRNA
研究成果の概要

本研究計画では、冠動脈インターベンションデータベースから得られたデータと保存検体を用いて、動脈硬化性疾患におけるhigh density lipoprotein (HDL)上のマイクロRNA (miRNA)のスクリーニングと予後の関連を検討した。凍結保存された血漿からHDLを特異性の高い方法で単離し、さらにごく少量しかないHDL上のmiRNAを単離してスクリーニングを行なった。3症例ずつ、背景因子を厳密に揃えた心血管死亡あり、なし症例でmiRNAをスクリーニングすると、282種類のmiRNAが全ての症例にh発現しており、さらに125種類のmiRNAの発現が50%以上異なっていることを見出した。

自由記述の分野

循環器内科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

HDL(high density lipoprotein)は、その低値が動脈硬化リスクであることがエビデンスとして確立されているものの、LDL(low density lipoprotein)や中性脂肪に比べ、冠動脈疾患や脳血管疾患など動脈硬化性疾患の治療標的としての地位は高くない。本研究ではそのHDLの機能、ひいては予後にも影響する可能性のある、HDL上のmiRNAをスクリーニングし、これまで全く報告されていない新たなmiRNA、Mir-1914-3pを見出した。HDL機能をコントロール因子は未だに見出されておらず、今回の発見が新たな知見を加える可能性がある。

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公開日: 2022-01-27  

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