2019 年度研究成果報告書

肺と他臓器のエクソソームによる相互コミュニケーションに着目したCOPD病態の解明

研究課題

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研究課題/領域番号	18K15943
研究種目	若手研究
配分区分	基金
審査区分	小区分53030:呼吸器内科学関連
研究機関	東北大学
研究代表者	牧口友紀東北大学, 医学系研究科, 非常勤講師 (60815843)
研究期間 (年度)	2018-04-01 – 2020-03-31
キーワード	COPD
研究成果の概要	COPD患者由来肺線維芽細胞エクソソームを蛍光色素（PKH-67）によるラベリングを実施、取り込みを解析したところ、COPD患者由来肺線維芽細胞エクソソームはヒト上皮細胞に有意に取り込まれることが判明した。COPD患者血清エクソソームの解析では頻回増悪群にて減少している、microRNAとして、hsa-miR-524-3pなどの7つのmicroRNAが抽出された。一方、頻回増悪群にて上昇しているmicroRNAとして、hsa-miR-100-5p、hsa-miR-1911-3p、hsa-miR-6764-5pなどの31種のmicroRNAがが判明した。
自由記述の分野	呼吸器内科学
研究成果の学術的意義や社会的意義	COPD患者血清エクソソームの解析では頻回増悪群にて減少している、microRNAとして、hsa-miR-524-3pなどの7つのmicroRNAが抽出された。一方、頻回増悪群にて上昇しているmicroRNAとして、hsa-miR-100-5p、hsa-miR-1911-3p、hsa-miR-6764-5pなどの31種のmicroRNAが低下していることが判明した。これらのエクソソームmicroRNAの解析によりCOPDの新規病態の解明につながり、かつ新規治療法の開発基礎につながる成果を得ることができた。