• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 研究成果報告書

老化関連長鎖ノンコーディングRNAの制御による肺線維症難治性の克服

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 18K15948
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分53030:呼吸器内科学関連
研究機関名古屋大学

研究代表者

阪本 考司  名古屋大学, 医学部附属病院, 病院講師 (00635633)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
キーワード肺線維症 / エピゲノム / RNA / 細胞老化
研究成果の概要

加齢性難治疾患である特発性肺線維症の病態形成に細胞老化の重要性が注目される中、細胞老化をはじめ細胞の運命決定を担う新たなエピゲノム因子である長鎖ノンコーディングRNA(LncRNA)の関与は明らかになっていない。本研究にて我々はヒト肺組織の大規模網羅的RNA発現解析より特発性肺線維症に特異的に発現変化をするlncRNAを多数同定したが、その中で細胞老化に関連するlncRNAを複数抽出した。その一つ間葉系細胞に発現するFENDRRはTGF-βや酸化ストレスなどの刺激で誘導される線維芽細胞の細胞老化の表現型を制御すること、またその一部がNADPHオキシダーゼの制御を介することを見出した。

自由記述の分野

呼吸器内科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

肺線維症の肺組織で発現変化する新規エピゲノム因子・長鎖ノンコーディングRNAが肺細胞において病態形成に関係した病的な細胞変化、特に細胞老化の表現型を制御していることが示唆された。本研究の更なる発展により難治の肺疾患において長鎖ノンコーディングRNAを用いた同疾患の新しい治療標的の開発やバイオマーカーの創出が期待される。

URL: 

公開日: 2024-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi