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2020 年度 研究成果報告書

転写因子MAFBによる糸球体上皮細胞のオートファジー制御機構の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 18K15999
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分53040:腎臓内科学関連
研究機関滋賀医科大学

研究代表者

山原 康佑  滋賀医科大学, 医学部, 特任助教 (50731915)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワードポドサイト / オートファジー / MAFB / ポリアミン
研究成果の概要

遺伝子組み換え技術を用いた転写因子MAFBの制御により、MAFBがオートファジー活性化を介した細胞保護的な作用を有することを明らかとした。MAFBによりポリアミン代謝酵素が誘導される結果、スペルミジンの濃度が上昇し、スペルミジンによりオートファジーが誘導されることを確認した。本結果により、糸球体上皮細胞においてMAFB-スペルミジン-オートファジーという分子機構の存在が明らかとなり、新たな治療標的となりうることが示唆された。

自由記述の分野

腎臓内科

研究成果の学術的意義や社会的意義

糸球体上皮細胞におけるオートファジーの活性化は、慢性腎臓病に対する有望な治療標的と考えられている。しかしながら、オートファジーの制御機構については不明な点が多かった。本研究により、糸球体上皮細胞で強く発現する転写因子MAFBが、ポリアミン経路の代謝を変化させることで細胞保護的なオートファジーを制御していることが明らかとなった。ポリアミンによる糸球体上皮細胞オートファジーの活性化が慢性腎臓病の新たな治療法となる可能性を示した。

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公開日: 2022-01-27  

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