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2019 年度 研究成果報告書

医原性リンパ増殖性疾患の遺伝子変異解析による病態解明および治療反応性の予測

研究課題

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研究課題/領域番号 18K16076
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分54010:血液および腫瘍内科学関連
研究機関筑波大学

研究代表者

日下部 学  筑波大学, 医学医療系, 講師 (40804381)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2020-03-31
キーワード悪性リンパ腫 / 医原性リンパ増殖性疾患 / 次世代シーケンス / 遺伝子変異
研究成果の概要

64例のOIIA-LPDを同定した。リンパ節生検での組織型、免疫抑制剤内服開始の契機となった自己免疫疾患、免疫抑制剤中止の有無、免疫抑制剤中止後の反応、化学療法の有無、化学療法への反応性、生命予後などの臨床情報を抽出し、解析した。組織型の割合は既報と同様にDLBCLが約半数、ホジキンリンパ腫が約1/3であった。シーケンス解析対象としての新鮮凍結結標本の全て、FFPE標本の約半数でゲノムDNAを抽出することが可能であった。リンパ系腫瘍関連412遺伝子を標的としたシーケンスライブラリを作製し、HiSeq 4000にてシーケンスを行なった。今後、シーケンス結果、臨床情報を用いて解析を行う予定である。

自由記述の分野

血液内科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

自己免疫疾患に罹患した患者の治療薬としてメソトレキセートなどの免疫抑制剤は広く用いられている。そのような免疫抑制剤を内服している患者の一部にリンパ増殖性疾患という悪性リンパ腫に類似した病態を示すことがある。本研究はそのようなリンパ増殖性疾患(OIIA-LPD)を対象として、その組織型や免疫抑制剤中止への反応、抗がん剤を用いた化学療法の必要性などの情報を収集した。また診断の根拠となった臨床検体を材料として遺伝子変異を解析した。これらの結果を統合することでOIIA-LPDの臨床像や病態を明らかにすることを目的とした。

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公開日: 2021-02-19  

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