64例のOIIA-LPDを同定した。リンパ節生検での組織型、免疫抑制剤内服開始の契機となった自己免疫疾患、免疫抑制剤中止の有無、免疫抑制剤中止後の反応、化学療法の有無、化学療法への反応性、生命予後などの臨床情報を抽出し、解析した。組織型の割合は既報と同様にDLBCLが約半数、ホジキンリンパ腫が約1/3であった。シーケンス解析対象としての新鮮凍結結標本の全て、FFPE標本の約半数でゲノムDNAを抽出することが可能であった。リンパ系腫瘍関連412遺伝子を標的としたシーケンスライブラリを作製し、HiSeq 4000にてシーケンスを行なった。今後、シーケンス結果、臨床情報を用いて解析を行う予定である。
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