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2019 年度 研究成果報告書

日本人の耐糖能およびβ細胞機能と膵組織学的特徴との関連について久山町研究での検討

研究課題

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研究課題/領域番号 18K16245
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分54040:代謝および内分泌学関連
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

稲石 淳  慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特任助教 (60724565)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2020-03-31
キーワード糖尿病 / β細胞
研究成果の概要

福岡県久山町における剖検例の成績を用いて、生前に75g経口糖負荷試験により評価された耐糖能レベル及び糖代謝指標とβ細胞量の関連について検討した。生前の耐糖能レベルは正常耐糖能(40名)、境界型(空腹時血糖異常または耐糖能異常、31名)、糖尿病(32名)に分類した。β細胞量の指標として評価したβ細胞面積は正常耐糖能、境界型、糖尿病となるに従って段階的に減少し、糖代謝指標と関連していた。

自由記述の分野

糖尿病

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年1型、2型糖尿病ではともに膵β細胞量が減少していることが報告され、β細胞の障害が糖尿病に共通した病態であることが強く示唆されている。しかしながら、日本人における糖代謝関連因子とβ細胞量との関係は十分に明らかでない。本検討での耐糖能の悪化に伴うβ細胞量の段階的な減少を示した結果は、2型糖尿病の発症前段階からβ細胞量を維持する治療戦略の重要性を示唆する。

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公開日: 2021-02-19  

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