原発性乳癌患者における術前化学療法(NAC)の治療効果予測因子としてのmicroRNA(miRNA)の有用性を検討した。Luminal、triple negative、HER2陽性症例の計98例において、NAC前後および手術1か月後に血漿サンプルを採取した。そのうちtriple negative症例30例のNAC前の血漿サンプルと健常人8例の血漿サンプルを用いて、治療効果モニタリングmiRNA パネルの検証を行った。その結果、miR-142-5p、miR-23a-3p、miR-19a-3p、miR-130a-3pは、非奏効群において奏効群および健常人と比較して有意に発現が上昇していた。
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