研究課題/領域番号 |
18K16296
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分55020:消化器外科学関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
岡本 宏史 東北大学, 大学病院, 助教 (80732487)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 食道扁平上皮癌 / 化学放射線抵抗性 / Murine double minute 2 / Ki-67 / p16 / HO-1 / TXNRD1 / pMLKL |
研究成果の概要 |
本研究では、根治的/術前CRT、術前化学療法の後、切除された食道扁平上皮癌の検体や治療前生検組織を用いて、主に免疫組織化学染色評価と、多くの臨床病理学的因子や臨床経過との比較検討から、Murine double minute 2(MDM2)、p16、p53、Ki-67、phosphorylated mixed lineage kinase domain-like protein (pMLKL)、heme oxygenase-1 (HO-1)、thioredoxin reductase 1 (TXNRD1)等を見出した。実臨床への実装と前方視的臨床研究、集学的治療戦略の構築へとつなげていく。
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自由記述の分野 |
消化器外科
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により見出された治療効果予測のマーカーを用いて実際の臨床で治療前に予測できるかを前向き臨床試験として検証し、治療戦略へ組み込むことで、治療ガイドラインの策定に寄与し、また、患者にとって無駄な副作用や医療費の負担を軽減することができ、個々の患者に最適な治療法を提供することが可能となる。食道癌患者全体の予後改善にも寄与すると考えられ、医療費削減も含め社会に対する貢献度は大きい。さらなる臨床研究や、分子標的治療への発展、他の(化学)放射線療法を用いる肺癌、子宮頚癌、前立腺癌、脳腫瘍に対する研究への足掛かりになる可能性をも含んでいる。
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