研究成果の概要 |
食道扁平上皮癌患者由来オルガノイドの培養上清を回収して、Exosomeの分離を試みたが十分なExosomeの回収は困難であった。そこでまずオルガノイドの培養効率の引き上げを試みた。培養液中のp38 MAPK Inhibitorおよびいくつかの成分を除去することでオルガノイド形成率の改善を認めた。形成したオルガノイドはIHC, PCR, Western blottingにて評価し、患者検体の性質と相違がないことを確認した。さらに培養後の経時的な増殖能をWST-1 assayで評価し、Day7-11の培養上清がExosomeの回収に最も適していることを同定した。
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