CLPラットに対して骨髄由来単核球細胞を5百万個/ratを尾静注投与し(BMMNCs群)、コントロール群との比較を行った。7日間生存率はcontrol群 では25%であったのに対して、BMMNCs群 では75%とcontrol群と比較して有意に高かった(p < 0.05)。暴露後3、6、12時間後の種々の血清サイトカイン濃度はcontrol群と比較してBMMNCs群では上昇が抑えられていた。また24時間後の肺の間質の浮腫、炎症細胞浸潤はBMMNCs群で軽微で、血管内皮の免疫染色所見、および走査電子顕微鏡所見より、血管表面のグリコカリックス層の脱落がBMMNCs群で軽微であることが示された。
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