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2022 年度 研究成果報告書

オステオポンチンとロイシンリッチα2グリコプロテインを標的とした脳梗塞治療の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 18K16582
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56010:脳神経外科学関連
研究機関大阪大学

研究代表者

尾崎 友彦  大阪大学, 大学院医学系研究科, 招へい教員 (00723123)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
キーワード血管新生 / ロイシンリッチα2グリコプロテイン
研究成果の概要

マウスを用いたスレッドモデルにより10分間の一過性中大脳動脈(preconditioning)の閉塞の48時間後に中大脳動脈領域でのLeucinerichalpha 2 glycoprotein 1(LRG1)の発現の亢進を免疫染色で認めた。Vitro研究ではiPS細胞から脳オルガノイド作成を行い42日目、70日目のLRG1のRNA発現を調べ、iPS細胞の発現量を1とした時にLRG1は42日目には約4倍、70日目には約3倍の発現量を認めた。その他血管新生に影響を及ぼすと考えられるHIF1αに関しては70日目で約1.6倍、VEGF-Aに関して70日目で約4倍の発現となった。

自由記述の分野

脳虚血

研究成果の学術的意義や社会的意義

Vivo modelにおいて一過性の低灌流を起こすことにより血管新生因子であるleucine-rich alpha2-glycoprotein(LRG)がその低灌流領域で発現すること、またvitro modelにおいてiPS細胞がその脳オルガノイドの発生過程でiPS細胞の発現量を1とした時にLRG1は42日目には約4倍、70日目には約3倍の発現量を認めた。このようにLRGが虚血や発生過程で発現することが確認でき今後脳梗塞治療研究につながると考えられる。
社会的意義に関しても今後さらに研究が進めばLRGが関わる血管新生により脳梗塞治療に繋がる土台の結果が得られたと考えられる。

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公開日: 2024-01-30  

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