急性期脳卒中や重症頭部外傷では迅速な診断および専門的加療が必要である。しかし全ての医療機関に専門家が配置されているわけではなく、適切な判断がされない可能性がある。 近年深層学習と呼ばれる技術が脚光を浴びている。本研究では深層学習の手法を用いて頭部CT画像の判定装置を作成し、診断の補助として用いることを目的とした。 実際の頭部CT画像を用いて学習を行い、9割を超える精度で緊急度・重症度の高い画像を判定することが可能であった。また、ワークステーションで解析した結果をコンパクトで量産されているデバイスに搭載しても数秒で結果が判定可能であり、実臨床で用いることが出来ると考えられた。
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