8週齢メスC57BL/6マウスを卵巣切除による閉経モデルマウスを作成し、16週齢に滑膜内腱を採取しRNAを抽出しRNA-seqによる全遺伝子のプロファイリングを行った。結果:発現変動遺伝子は閉経群で発現増加が30の遺伝子、発現低下が325の遺伝子が検出された。各種解析では①変動遺伝子群では増加群で炎症と血管新生に関連する遺伝子群が、低下群ではユビキチン系プロセス,p38 MAPキナーゼ,筋骨格および心筋の新生,骨化に関与している遺伝子群の変動を認めた。本研究結果から閉経モデルマウスに生ずるエストロゲン欠乏状態が滑膜内腱において様々な遺伝子の発現を変動させることが明らかとなった.
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