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2020 年度 研究成果報告書

変形性関節症に対する間葉系幹細胞の軟骨変性抑制効果と疼痛軽減の作用機序の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 18K16647
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56020:整形外科学関連
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

宇土 美於  東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 非常勤講師 (50783495)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード変形性膝関節症 / 幹細胞治療
研究成果の概要

ラット膝OAモデルに滑膜間葉系幹細胞(MSCs)を関節内投与評価した。ラットの104 間葉系幹細胞は、臨床的にヒトの3×107間葉系幹細胞に相当します。 外傷後変形性膝関節症モデルの1、2、3週間後に、間葉系幹細胞(104、105、106細胞)または生理食塩水を膝関節に注射しました。 組織学的評価では、大腿骨の104を除くすべての間葉系幹細胞グループが、ACLT後12週間でコントロールと比較して有意に改善された。 ACLT後12週間の104および105間葉系幹細胞グループとACLT後6、8、10、および12週間の106間葉系幹細胞グループの体重分布はコントロールグループよりも有意に高かった。

自由記述の分野

整形外科

研究成果の学術的意義や社会的意義

運動器の障害が超高齢化社会に及ぼす影響は多大であり、変形性膝関節症(膝OA)はその代表疾患である。膝OAの主訴は関節痛だが、保存的治療法の効果は限定的である。軟骨変性を抑制する事は出来ていないのが現状である。本研究ではラットを用いて、ヒト膝OAを模したモデルを作成し、次世代治療薬としての滑膜間葉系幹細胞(MSCs)を関節内投与し、評価した。さらに膝OAの軟骨変性抑制効果と疼痛コントロールの新しい治療戦略を検討した。臨床的に実行可能な数の間葉系幹細胞は、関節軟骨の変性を軽減し、外傷後変形性膝関節症モデルの痛みを軽減することがわかりました。細胞数を増加すると、関節軟骨を変性からさらに保護しました。

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公開日: 2022-01-27  

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