研究成果の概要 |
本研究は骨肉腫に対する抗PD-1抗体の有用性の評価と投与時の腫瘍微小環境における免疫細胞の動態について評価したものである。今回の結果から、骨肉腫異所性移植マウスモデルにおいて抗PD-1抗体(4H2)の長期投与により腫瘍体積の増大が抑制され、全生存率が改善することが分かった。また、抗PD-1抗体投与により制御性T細胞(Treg)が減少したが、中でも活性型Treg(Ki67+)が減少していた。また、骨肉腫臨床検体においてWnt3a, Lrp5, Wnt5a陽性が相関することが分かった。
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