エストロゲン受容体イメージングであるFES(16α-[18F]18Ffluoro-17β-estradiol)-PET検査で、若年早期子宮体癌患者に対する妊孕性温存黄体ホルモン療法の治療効果を予測することができるかどうかを明らかにすることを目的とした。 完全奏功を示した2症例の治療前後でのFES-SUV低下率は44.2%, 46.2%と子宮筋層と比較して集積が同等に低下した。一方、病変が残存した症例のFES-SUV低下率は22.5%と、子宮筋層と比較しても集積が残存するということがわかった。症例数は少ないが、FES-PET検査が非侵襲的な治療効果判定として代用できる可能性が示唆された。
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